この記事を執筆したきっかけは、僕が友人にMacについて聞かれることを、一本の記事にまとめようようと思ったところからでした。
文章は同じ情報を順を追って、多くの人に伝えることができます。いわば、僕の分身がその人のためだけに、説明してくれるようなものです。
「より多くの人に僕の知っていることが役に立てば」そして、「これを読んでMacの楽しみを少しでも伝えることができれば」と思い、執筆活動に当たることにしました。
悩む時間を3時間減らすこと、知識の習得を3時間早めることをモットーに、書いています。無駄に長文にすることはせず、内容の厚みを重視し、要点を凝縮し、この記事を読む時間を減らして頂くことも重要視しています。
コツを掴んでいただいた後、一番知識を習得できるのはMacを使っている時間だからです。
僕のMac遍歴はこんな感じ。
MacBook Air 13→ MacBook Pro 15→Macbook 12→MacBook Pro 15→MacBook Pro 15
平均して2年に1度の買い換えペースで、10年ほどMacを愛用しています。
それでは、章立てについて。
第一章ではMacとiPadの選択、また、iMacとMacbookの選択方法について。合わせて、ぜひ一緒に購入を考えて頂きたい、おすすめの周辺機器もまとめています。
第二章ではMacを使う時間を短縮するショートカットについて。
ショートカットを活用することで、多くの時間を仕事や創造的活動や趣味に充てることができるようになります。10秒かかる作業を1秒に短縮でき、それを1日100回行うとすれば、1000秒から100秒に、つまり、約15分の作業が約1分半にまで短縮できます。
積もり積もるとバカにできない差になっていきます。ショートカットをリストとして羅列することはせず、よく使う物に絞り、まず覚えて欲しいショートカットを紹介します。
第三章ではインストールして頂きたい厳選アプリについて。無料・有料でインストールできるアプリケーションはMacの可能性を大きく広げてくれます。
純正アプリだけでもMacを楽しむことはできますが、若干のもったいなさを感じることも事実です。厳選していくつかの有料・無料アプリをご紹介します。
第四章では、意外と活用されていない純正の機能についてご紹介します。設定が必要な機能であったり、そもそも知らないと気がつかない機能であったり。
隠れた純正の便利機能をまとめてご紹介します。
第五章では情報収集&コンテンツを楽しむというテーマで、おすすめのアプリをご紹介します。情報収集を楽に・快適にして、楽しんでください。
以上の五章構成となっています。記事という特性を使い、時々追記も行っていく予定です。
ざっくりとこの記事でMacの全体像を掴んで頂き、これからのMacライフを快適に楽しんでいただければ幸いです。
第一章 買うならiPad?Mac?
iPhoneを買って、Macが欲しくなってしまったって方も多いのではないでしょうか。もしくは、携帯はAndroidだけど、MacかiPadのどちらかを仕事用や大学用、プライベート用に持ってみたいという方。
そんな方のために、iPadかMacbookのどちらを買うべきか、僕の意見をご紹介したいと思います。
まず結論からお話しすると、IPadかMacかで迷っている方の殆どにはMacをおすすめします。
なぜなら、あくまでiPadはまだMacのサブのような位置付けを抜け切れていないからです。
2019年秋、iPadのアップデートがありますが、完全なマルチタスクができるわけではありません。5このウインドウを同時に表示するとかはまだできないんです。
この記事で想定する、Macを購入したい方のほとんどは、仕事に使いたい・創作活動に使いたい・学生生活に使いたいというニーズが多いと想定しています。
その場合、あくまで母艦であるMacを購入してから、iPadをサブとして購入するべきだとお伝えします。大きく挙げて理由が二つあるので、Macを最初に選ぶべき理由をご紹介してみます。
アプリ間連携
アプリ間の連携がiOSには若干の不便さがまだ残されています。
画像を作成してプレゼン資料に載せる、とか。音楽を作って動画に載せる、とか。
もちろん、「できることはできる」のですが、パソコンでの作業に比べると操作性が少し欠けているのは事実です。
マルチタスクについて
マルチタスク(同時にいくつものアプリを操作すること)、iOSでも可能になりました、ですがそれは制限のある中でのマルチタスクです。
Macはメモリギリギリまでマルチタスクが可能です。イラストを描きながら、写真を編集しながら、Webブラウジングをしながら、アニメを見ることが簡単にできます。
制限のなさが一番の魅力であり、iOSとMacの差なんです。
※制限を楽しめるならiPadが最初でもいい
もちろん僕もiPadを持っています。iPadを最初に選ぶことを否定はしません。ただ、制限があると言うことは頭に入れていただいた上で購入していただきたいのです。iOSの制限に後悔しないためですね。
Macを購入するならどのMacを買うか
デスクトップのiMacやMacPro。ラップトップ型のMacBook(Air・Pro)。
この記事で悩まれているあなたには、MacBookをおすすめしたいと考えています。
デスクトップとの性能差を上回るメリットがMacbookにはあります。
僕の場合、仕事の動画編集も全てMacBook1台でこなしています。
もちろん速度ではデスクトップに負けますが、外に持ち運ぶ事ができるメリットは性能差には代えられません。
性能差は処理時間、待機時間によって埋めることができますが、外への持ち運びは現実的に実現することができないんです。
つまり、待っていれば処理が終わる作業はありますが、外でiMacが使えるかというと、それは難しい。
越えられない壁のようなものがあるからこそ、代替できない価値のあるラップトップ型をおすすめしています。
おすすめ周辺機器
次に、Macbookを活かすおすすめの周辺機器について。ここでは予算別に解説していきます。
1万円クラス 快適に操作したいなら
まずおすすめしたいのが、Mx Masterというロジクール製のハイエンドマウス。
横向きのホイールがついているので、動画のタイムラインを触りたい人、音楽を作る人でトラックの流れを横に見ていきたい人におすすめ。
縦のホイールにも速くスピンさせると自由回転になるモードが備わっていて、ブラウジングや長いエクセルなど、ページのスクロールも楽に行えますよ。
2万円クラス iPhoneがあるなら
Airpodsの軽快さ、接続の楽さはぜひ一度試してみていただきたいと考えています。見た目がうどんと揶揄されていたAirpodsですが、世間の目が慣れてきたのか、揶揄されることも無くなってきましたね。
4万円クラス 自分の作業効率をとにかくアップさせたいなら
Macに限らずノイズキャンセリングヘッドホンも周辺機器として購入していただく際の、一つの選択肢です。外の雑音は予想以上に影響を及ぼしていることが分かります。精神と時の部屋で作業したい人におすすめですよ。
4〜10万円クラス 物理的に作業効率をアップさせたいなら
外部ディスプレイの導入を検討してみてください。僕は自室の自分の机に5Kモニターと4Kモニターを設置しています。ぜひ4Kモニターだけでも試してみてください。フルHDディスプレイとは文字のくっきりさ、ディスプレイ1枚の情報量がが段違いなので、作業が効率よく進められるようになるはずですよ。
第二章 ショートカット
ちょっとだけ進んだショートカットをこの章では解説していきます。コピーペーストが精一杯の初心者向けに書いています。
※「そんな簡単なショートカット知ってる」という方はスルーしてください。
コマンド+F
殆どのアプリで検索に割り当てられています。文字入力していて、「あの入力内容どこだっけ?」っと思ったことはありませんか?
SafariでWEBページを見ていて、「どこに知りたい内容があるんだろう」そんなときはコマンドとFの同時押しをして文字を入力すると、文字検索してくれます。
コマンド+スペース
いつでもどこでもSpotlight検索ができるショートカットキーです。
アプリやパソコン内のファイルを素早く見つけ出してくれる機能です。
スポットライト検索って何?という方に向けて、第四章の「意外と活用されていない純正の機能」でご紹介する予定です。
コントロール+A,E
入力中のカーソル移動のショートカットです。
アルファベットのスタートの「A」
文字の終わり「E」(End)と考えていただくとわかりやすいと思います。
文字入力の途中に行頭に戻りたくなったらコントロールとAを同時押し。行末に移動したくなったらコントロールとEを同時押し。
なれないと使いにくいキーではあるので、慣れるまで意識して使ってみてください。
コントロール+P,N
次の行に移動するときはコントロールとN(Next)、前の行に戻るときはコントロールとP(Previous)。こちらも文章入力で役立つショートカットキーなので、早めに慣れてみてください。
文字入力のショートカットは使いこなすと、文章を書くスピードが大幅に変わってきます。
第三章 Macを活用するための有料・無料アプリ
Macの可能性を広げる有料アプリと無料アプリについてご紹介していきます。Mac本体をそこそこ高い金額を出して買ったなら、アプリにもそこそこの金額を出すことをおすすめしています。アプリの可能性=作れるものの可能性だからです。
まずは作業効率化からお話しし、
作業効率化
Google日本語入力、ATOK
日本語入力は多くの場面で使うことはお分かり頂けますよね。
検索から、文書作成から、日常のチャットまで。
日本語入力の質が良くなることで、文章入力の質が底上げされます。あと、ATOKでは文章入力量の確認ができたりもして面白いですよ。
キーボードスニペット
Typinorというアプリを僕は使っていますが、素早く多機能な辞書入力(スニペット入力)で活用しています。
例えば、AppleStoreと入力したいとき、
;ap
などと登録しておくと、入力した瞬間に文字がAppleStoreと入力されます。
他にも、自分のアドレスや住所、電話番号などで登録しておくと、かなりの時間削減になりますよ。
辞書入力との違いは、「入力した瞬間」というところ。
Popclip
選択するだけでスマホのようなメニュー機能が上に現れます。
Amazonで検索、Googleで検索などなど、自分で機能を追加してカスタマイズすることができるアプリです。iOSの良い部分を取り入れた感じですね。
※有料ですが、Macを購入したら早めに入手する価値のあるアプリですよ。
Clipy
コピペ管理ツール。まずは無料のClipyから試してみてください。
コピー履歴が確認でき、貼り付けが自由自在です。
第四章 意外と活用されていない純正の機能
Spotlight
コマンド+スペースでSpotlight検索と紹介しましたが、ここではSpotlight検索について深く突っ込んでいこうと思います。Spotlight検索は、アプリケーションを起動する機能であり、ファイル検索機能でもあります。
例えば、imovieを起動したいとき、コマンド+スペースを押した後に、imo…と入力することで、メモが起動できるんです。
この便利さは使ってみないと分かりません。一度試すとこれなしではMacライフが送れなくなるほどの便利機能。まず、試してみて欲しいです。
コマンド+スペース→imo…ですよ。
ホットコーナー
マウスカーソルを画面の4つ角に持っていくことで、それぞれ機能が起動できます。
右上に持っていくと起動中アプリの一覧表示、右下に持っていくとデスクトップの表示などなど、カーソルを持っていくだけで起動できるのが大きなポイントです。
システム環境設定→デスクトップとスクリーンセーバー→ホットコーナーから。
第五章 情報収集&コンテンツを楽しむ
よりMacを活用もらうための情報収集ツールについてご紹介していきます。
情報を収集する力をMacにアップさせることができれば、どんどん詳しくなり→作業が早くなり→できることが増え→詳しくなり…と良循環に入っていくことができますよ。
RSSリーダー
RSSリーダーです。アプリ編とどちらに掲載するかは悩みましたが、情報収集メインなのでこちらに。
RSSリーダーを知らない方、「日常的に読んでいるブログ」や、「更新を楽しみにしているサイト」はありませんか?
ここで紹介するReederは、そんなサイトやブログの更新をお知らせしてくれるアプリの一つです。FeedlyとかでもOK。
もしお気に入りのサイトがないのであれば、
Wired、Gizmode
などお試しで登録してみてください。IT系ニュースにめっぽう強くなれます。
Windowsでしか見れない動画を見る
VLC
IINA
Windowsでしか再生できない動画データを手持ちの方も多いと思います。
例えば、wmvなどのデータは標準では再生できません。そのため、この動画プレーヤーをインストールしておくと良いと思います。
Kindle本をMacでも読む
Kindle For MacでKindle本を読むことができます。スマートフォンやKindleで電子書籍を持ち歩くことももちろんできますが、それ以上に大画面で読めることと、大画面で書籍を管理できることは楽ですよ。
資料を参照しながら入力するときにもMac+Kinde本はおすすめです。
まとめ
6000千字近い記事になってしまいましたが、もし気になるものがあれば少しずつでも試してみてください。
最初は試すのに労力が必要でも、きっと慣れたら後悔しない、使いやすくなるテクニックをご紹介しました。
適宜情報の追加や記事の更新はしていく予定ですので、お気に入りなどに入れて本のようにチェックしてみていただければと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
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